万里の長城と北京観光スポット

 世界最大建築物である万里の長城は、東の河北省、渤海湾の山海関から西の甘粛省の嘉峪関まで、長さが6000キロメートルという大城壁です。紀元前に、北方民族の侵入を防ぐために城壁をつくったのが始まりで、秦の始皇帝が30万の兵と数百万の農民を動員して、修復、連結しました。
 万里の長城は、北京郊外で公開している場所が4カ所あり、その中で一番有名なのが八達嶺です。明代に修復され、100メートル間隔で見張り台が設けられています。中国旅行に行くのなら、1度は見ておきたい遺跡です。
 自分の墓を守るために秦の始皇帝が造ったのが兵馬俑坑です。俑というのは国王のために殉死する臣下のかわりになる人形のことです。2キロメートル離れた始皇帝陵の一部で、現在は1、2、3号坑が公開されています。1号坑には、復元された兵馬俑が整然と並んでいて、迫力ある光景を見ることができます。
 外灘の南、徒歩で10分ほどの所にある豫園(よえん)は、1559年から約18年かけて造られた江南を代表する中国式庭園です。もともと四川省の役人の潘允端がつくった私庭でしたが1956年から一般公開されています。中国旅行に行ったらぜひ立ち寄ってみてください。

北京でもブームのロハス

 日本でブームのロハスは、中国語で「楽活」(ル・フ)という訳になっています。北京では、最近2年ほどで、ロハスをテーマにしたショップができ、健康や地球環境への意識が高い高所得層の人たちを中心にブームになっています。
 たくさんあるロハスショップの商品の中でも、お土産として注目したいのが、有機栽培の中国茶です。茶葉の残留農薬が気になる人でも安心して飲める中国茶は、自分で飲むだけでなく、健康志向の友人に中国旅行のお土産としてプレゼントすれば、とても喜ばれるのではないでしょうか。
 中国では、有機食品の生産量が少なく、生産コストがかかるので、まだ高所得層の高級食材という感覚です。そのためロハスショップでは、有機栽培の果物や、農場で自然に育てられた肉類など、かなり高価なものもあります。高価なものは買わなくても、中国旅行に行ったときには、日本のものと比べてみるのも楽しいかもしれません。

北京の伝統建築‐四合院

 北京の伝統建築として、よく知られているのが四合院です。四合院は、中庭を囲み、東西南北に棟と建てる建築スタイルのことです。現在北京では、最もステイタスのある理想の住宅として、北京の人たちの憧れになっています。
 高級物件の四合院は、住宅としても高い人気ですが、最近は、四合院を改造したラグジュアリーホテルが増えています。今北京で話題になっているのは、2008年4月に交通口南大街にオープン予定で、皇族が住んでいたという、四合院の中でも大型の涵珍園国際酒店です。
 涵珍園国際酒店は、10年をかけて約6000平方メートルの四合院を改造し、建物はクラシックな建築スタイルをそのまま守っていて、かつての皇族の暮らしを体感できる貴重なホテルになっています。部屋には中国式の家具とウエスタンスタイルの部屋があります。
 今まで北京には、いくつかの四合院を改造したホテルがありましたが、大型の四合院ではなくプチホテルという感じだったので、涵珍園国際酒店は、皇族の大型四合院を改造した初めてのラグジュアリーホテルです。これから中国に旅行を考えている人にはおすすめのホテルです。

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